今年の秋彼岸法会も無事勤修されました。
朝5:40頃、まさに「バケツをひっくり返したような」土砂降りの雨……。
お彼岸法要にお越しいただく檀家さまに、不便な思いをさせてしまうなぁと、
心配しておりましたが、
6:00を回ったところでピタリと降り止み、
青空が見え始めました。雨のおかげで空気が澄み渡り、とても爽やかな風が通り抜けるようになりました。
彼岸花も瑞々しく咲き誇っています。
彼岸法会の様子
説教師:宝福寺 高持(たかもち)康道 住職
今年は大分県宇佐市から宝福寺の高持住職にお越しいただきました。
限られた時間の中で、とてもありがたいお話しをいただきました。
・「お布施とは、ほどこしの心」
相手に自分の何かを差し出すことで喜んでいただくこと。「お布施はどのくらいしたらよいか?」と悩まれることも多いかもしれませんが、自分が考えた可能な範囲よりちょっと大きく、ちょっと多めに施すとちょうど良いかもしれません。例えば、みかんが幾つかあったとしたら、相手に自分より多い数を分け与えられる心でしょう。
・「一生懸命」という言葉。
「私は一生懸命やった」という気持ちの奥底に、評価や見返りを求める気持ちがあれば、それは「一生懸命」とは言えないのではないでしょうか。相手が無欲で評価してくれたときに、「一生懸命」という言葉になるのです。評価は、自分で自分に行うのではなく、「周りが評価してこそ」なのです。
という内容です。
今の自分にチクチクと刺さるトゲをやんわりと抜いてくれるような、ありがたいお言葉でした。
永代供養の様子
彼岸法会の後は、当山の永代供養に移り、ご親族が見守る中、仏様の戒名を読み上げて供養させていただきました。
当山では、ご家族の生活スタイル、居住区、後継者のご心配等で今後のご供養に対して不安をお持ちの方、ご供養の方法など、
さまざまなご相談を承ります。
お困りの案件がございましたら、
まずは寺務所へお問い合わせくださいませ。