転読大般若法要&講話『濱田詩朗氏ライブ』

毎年6月第一日曜日に行われる『転読大般若法要』。延岡市内では唯一当山が執り行っています。
今年は6月1日(日)に行われました。

台雲寺大般若会

夏らしくなった太陽の光が降り注ぐ中、早朝から多くの方が足を運び、手を合わせてご先祖様の供養をされる姿を多く拝見させていただきました。

大般若では、市内外・県外の和尚様をはじめ、一般社会で活躍される方に、人生の指針となるようなお話しをいただいているのですが、
今年の大般若法要は例年より少しだけ方向性を変えて、お話しだけでなく『音楽』という形で、自分の人生を見つめなおすような、何かを感じ取っていただけるような時間にしたいと考え、講演者に宮崎県内外でタレント・ミュージシャンとして活躍中の”濱田詩朗”氏にお越しいただきました。

大般若会 濱田詩朗トーク&ライブ

演題は、『タレントとして、父として、仕事とプライベートでの思いや人生の考え方』というトークショー&ミニライブ。
この日の様子をたっぷりの写真とともにご紹介いたします。

まずは大般若法要

台雲寺 大般若会

市内外の和尚様に集まって頂いて行われる大般若法要。和尚様たちが大般若の経本を勢い良く開きながら転読する姿は、いつみても荘厳です。

台雲寺 大般若会

御札をご依頼の方は、ここで大般若経本600巻で肩をポンポンと叩き、厄除けのお祓いを行いました。

台雲寺 大般若会 台雲寺 大般若会

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講話:濱田詩朗氏トークショー&ミニライブ

講話は、宮崎県内外でタレント・ミュージシャンとして活躍中の濱田詩朗をお迎えして、お話しを交えながらのミニライブ。

大般若会 濱田詩朗トーク&ライブ

人の気持ちを感じ取ったり、考えたり、自分の人生やご先祖様の歩んだ道を見つめなおすときに、和尚様や著名人のお話しはとてもありがたいものです。何かを感じ取れば、そのお話しは自分にとっての『教え』となります。しかし、『教え』は、お話しから感じ取るものだけではありません。人の想いや経験がたくさんつまった心に染み渡る『詩』、『歌』、『音楽』、『物語』などから、自分のことやご先祖様のことを見つめなおすような”何か”を感じ取れば、それは『教え』になるのです。

大般若会 濱田詩朗トーク&ライブ
▲檀家さんに趣旨説明をする光暁副住職

そんな思いから、今年の大般若法要の講話は、ちょっと視点を変えた初の試みを檀家さんに見て頂きました。

濱田詩朗氏プロフィール

大般若会 濱田詩朗

1974年6月30日生まれ  B型
父がトランぺッター祖父が落語家と言う環境に生まれ 小さい頃から音楽に親しんで来た 。中学校からギターを始めバンドにのめり込み、中学を卒業し宮園音楽事務所に就職 。この時期にバンド「ニヒルテンション」を結成 、そして、1995年ビクターエンタテインメントより アルバム「キレテツ」でメジャーデビュー 。またこの年に念願のニューヨークでのライブも果たした 。その後、1997年にアルバム「かまきり」を発表 翌年、1998年にミニアルバム「FLY」の発表後活動休止 。2000年より、パーソナリティー業スタート
★現在の活動
エフエム宮崎 「レディオパラダイス耳が恋した」「つづくとしろうの見える密会ラジオ」
宮崎ケーブルテレビ 「ジャンクTV」「てげテレ」
その他、イベント司会 CMナレーション 弾き語りLIVE

ライブの様子

大般若会 濱田詩朗トーク&ライブ「台雲寺本堂では初めての試みとなる音楽ライブという事で、緊張しております……。バチが当たらなければいいのですが……(笑)」と笑いをとる場面も。

大般若会 濱田詩朗トーク&ライブ 大般若会 濱田詩朗トーク&ライブ

自分の人生観や父としての考えを歌詞やメロディと交えながら、アンコールにも応え、全8曲熱唱した濱田詩朗氏。最後の『上を向いて歩こう』では、手拍子交えながら涙ぐむ方々も……。約40分間のトーク&ミニライブは、本堂にいるみなさんの心を熱く、温かく解きほぐしているようでした。

大般若会 濱田詩朗トーク&ライブ

大般若会と講演の最後には、台雲寺総代からの挨拶があり、台雲寺を支えて下さる檀家さんへ感謝の気持ちをお伝えいただきました。

来年はどなたを講演者としてお迎えしようか……。檀家さんに少しでも多くの時間をお寺で過ごしていただけるよう、また、ご先祖様へのご供養の気持ちを伝えられる場を多くつくれるよう、お寺の在り方を常々考えて参りたいと思います。